NHKが力の入った戦争関連番組を流しているので紹介します。
まず今日12月8日の番組二つです。
歴史探偵「写真で迫る真珠湾攻撃のリアル 若者たちは何を感じたのか?」
【放送予定】12月8日(水)[総合]後10:30~11:15
【出演】佐藤二朗、河合 敦
80年前のその時、真珠湾攻撃に関わった若者たちは、何を見、何を感じたのか? 当時の写真をカラー化してその心の内を探る。パイロットとして出撃する直前に撮られた宴会写真。満面の笑みの裏には、どんな思いがあったのか? 仲間で撮った集合写真。なぜ、1人だけ白く塗りつぶされてしまったのか? さらに、日本人捕虜第1号として絶望のどん底に落ちた若者を救ったハワイの謎の老人とは? 貴重な写真の数々をひもときながら、若者たちが体験した真珠湾攻撃のリアルに迫る。
昭和の選択スペシャル「1941 日本はなぜ開戦したのか」
【放送予定】12月8日(水)[BSプレミアム]後7:30~9:30
【ゲスト】藪中三十二、真山 仁、一ノ瀬俊也、小谷 賢、中野信子
【司会】杉浦友紀アナウンサー
昭和16年(1941年)12月8日、太平洋戦争開戦。日本は、圧倒的な国力差のアメリカと、なぜ戦争を始めたのか? 開戦直前に至るまで、戦争を回避できる分岐点はいくつもあった。しかし、日本の指導者は国際情勢を見誤って国策の統一を先送りし、希望的観測にすがった選択を繰り返した。どうすれば戦争を回避できたのか? 番組では、1941年の1年をカウントダウンしながら、日本を対米開戦へと向かわせた主要な選択を徹底検証する。当時の世相や民衆の姿を克明に記した作家・永井荷風(ながい・かふう)のオリジナル・アニメを交え、歴史学だけでなく組織論や行動経済学、社会心理学など、多角的なアプローチで「開戦への分岐点」を掘り下げ、現代に生かすべき教訓を探る。
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これからの番組です。
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あの日あのときあの番組「太平洋戦争80年 日本人はなぜ戦争へと向かったのか」
【放送予定】12月11日(土)[総合]後3:05~4:15
【ゲスト】真山 仁(小説家)
【司会】森田美由紀アナウンサー
新証言や機密資料をもとに開戦までの日本の姿を描いたアーカイブス番組から、戦争に進んでいった歴史をゲストとともに改めて検証する。
ご覧いただくのは、2011年放送の「NHKスペシャル 日本人はなぜ戦争へと向かったのか ~第4回 開戦・リーダーたちの迷走~」。勝ち目がないことを知りつつ、重大案件を先送りし“決意なき開戦”に追い込まれていったリーダーたちの姿をとおし、21世紀の日本に生きる私たちにもつながる教訓について考える。
80年前にSNSがあったら お笑い芸人編(仮)
【放送予定】12月28日(火)[総合]後10:50~11:20
戦争に向かっていく世の中とは、どんな雰囲気なのか? 1人の芸人の目線で太平洋戦争を追体験する試み。昭和の喜劇王と呼ばれる、古川ロッパ。舞台で爆笑をさらい、レストランで洋食に舌鼓…そんな彼の生活は、検閲や物資不足で締めつけられていく。それでも、自分の笑いを失うまいとあがいたロッパ。その姿は、コロナ禍を生きる私たちに多くを訴えかける。今回、現代の若手俳優がロッパに転生し、“80年前から”SNSを発信! 若い世代も共感できる、新たな戦争関連企画としたい。
太平洋戦争80年・特集ドラマ「倫敦ノ山本五十六」
【放送予定】12月30日(木)[総合]後10:00~11:13
昭和9年、国家の命運を背負い、列強との軍縮交渉に臨んだ海軍将校、山本五十六。後に真珠湾攻撃を指揮することになる男だ。アメリカの絶大な国力を知り、戦争は避けるべきと考える五十六は、ぎりぎりまで決裂回避の道を探るが、軍備拡大を目指す本国の海軍首脳部からは、“結論ありき”の交渉を命じられる。優先すべきは、国民の命か、国家の誇りか。苦悩の末に五十六が下した「ある決断」とは? NHKの独自取材で明らかになった、海軍内部の極秘文書に基づく実録ドラマ。
BS1スペシャル「空の証言者 ~ガンカメラが見た太平洋戦争の真実~」(仮)
【放送予定】12月12日(日)[BS1]後9:00~9:49
太平洋戦争の開戦から80年。今、アメリカ軍が戦争中に撮影した映像資料を解析する試みが進んでいる。戦闘機に搭載されていた「ガンカメラ」や、爆撃機から撮影された膨大なフィルム。その多くは、いつ、どこで、何を撮影したものかなど、詳細が不明だった。しかし、これらのフィルムをワンカットごとに分析した結果、アメリカ軍が日本本土だけではなく、アジア各地で大規模な空襲を行っていた事実が明らかになった。特に、日本の統治下にあった台湾では、日本本土上陸を見据えて「ナパーム弾」を使った実験的な空襲が繰り返され、多くの市街地が焼け野原となった。知られざる「アジアの空襲」。映像から、太平洋戦争の真実が浮かび上がる。
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BS1スペシャル「歩兵第11連隊の太平洋戦争 ~“銀輪部隊”英雄の真実~」(仮)
【放送予定】12月19日(日)[BS1]後10:00~11:49
1941年12月8日、日本陸軍は、マレー上陸作戦を開始した。海軍の真珠湾攻撃に先立つこと1時間あまり、太平洋戦争は、アジアで始まったのである。イギリス植民地だったこの地域を占領し、戦略資源を確保するよう命じられたのは、広島で編成された歩兵第11連隊。自転車に乗って進軍し、次々とイギリス軍を破った兵士たちは、「銀輪部隊」の英雄と讃えられた。しかしその後、兵士たちは繰り返し苛酷で理不尽な状況に追い込まれることになる。生存者の貴重な証言や、奇跡的に残された陣中日誌から、知られざる11連隊の戦争を描く。
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BS1スペシャル「あちこちのすずさん」
【放送予定】12月21日(火)[BS1]後9:00~9:49
戦争中の「食べ物」「オシャレ」「青春」…“ささやかな日常の記憶”を若者が家族に聞いてシェアする新しい戦争伝承の試み、#あちこちのすずさん。2021年は地方紙やデジタルメディアと連携し、全国の中・高・大学で若者とともに新しい戦争伝承のあり方を模索してきた。「話を聞いた曾祖父が亡くなった。自分は戦争体験が聞ける最後の世代」(10代男性)「“悲惨で怖い戦争”は嫌。でも生活の話をもっと知りたい」(20代女性)…伝承は待ったなしとカメラを持って走り回る高校生や、同世代に戦争を平易に伝えるためスマホゲームを作る大学生。番組では、コロナ禍でも“世代の断絶”を超え、温故知新の未来を模索する若者たちを見つめる。
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BS1スペシャル「完全版 開戦 太平洋戦争 ~日中米英・知られざる攻防~」
【放送予定】12月30日(木)[BS1]後8:00~9:49
日本はなぜ、太平洋戦争の開戦に突き進んでしまったのか。今夏、NHKは中国国民政府を率いた蔣介石(しょう・かいせき)の膨大な日記や各国の外交史料を独自に入手。「NHKスペシャル」で、日中戦争を国際化しようと狙った中国の戦略と、アメリカ・イギリスの思惑が交錯し太平洋戦争の開戦へと至った舞台裏を描き、大きな反響が寄せられました。今回は、中国との和平工作を担っていた日本陸軍の新資料などを新たに取材し、「引き返し可能地点」を逸した日本の組織的問題をさらに深くひもといていきます。
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一覧
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=31839
以上です。
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